伝令犬の武将(?)印は、資正公が後北条氏との武州松山城をめぐる戦いにおいてもちいたとされる秘策をモチーフにしています。
資正公は犬好きで岩付城と松山城それぞれに犬を飼っていて度々両城を移動する際には一緒に連れて行ったり連れ帰ったりしていたとされ松山城の家臣には「何かあった時はこの犬に書状を託して放すように」と言ってありました。
さて後北条氏との全面対決の時。
圧倒的な兵力を持つ後北条氏はその数を頼みに資正公の領内あちこちで波状攻撃をかけて揺さぶります。
こと領内西端に位置する武州松山城には上の波状攻撃で隙をついては何度も大規模な攻撃が行われています。
後北条氏来襲を受けた武州松山城の家臣は言われた通り手紙を入れた筒を犬の首に結え放ちます。
後北条氏側も人間の使者は警戒しますがまさか犬が使者とは思いません。
放たれた犬は帰省本能により見事岩付城まで辿り着き資正公へ書が届き救援の兵が出されて無事に武州松山城は危機を脱したとされます。
なお伝令犬が武将かは?マークですが伝令犬殿は「飼い犬ではなく立派な家臣である」と申しておりますのでそうしてあげて下さい。
岩槻で「三楽斉の犬槻丸」がキャラクター化されていたのでコラボレーションで登場して頂きました。